’s diary

ただの日記。

teamLab-姫路市立美術館

姫路市立美術館で開催中の
「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」
を見てきた。
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www.teamlab.art  
 
 
01 世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う f:id:erdwtefyjrgktuhyjliuk:20190523001241j:plain 伊藤若冲の升目書きをモチーフにしたところが面白いと感じた。
動物や植物が動き、背景の空に鑑賞者の影が映る。
鑑賞者は作品の前で手を振ったりポーズをとったりしていた。
一番出入口に近いところにあり、最初の作品であり最後の作品だった。
 
 
 
02 世界は暗闇から生まれるが、それでもやさしくうつくしい

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この作品は、上から文字が降ってくる文字に体験者が触れると、
触れた文字の意味にあった仕掛けが表示されるというもの。
私は漢字の意味がわかるから、
雷に触れたら雷が落ちるし、虹に触れたら虹がかかることが理解できる。
 
小さい子がたくさんいたが、
その子たちは楽しむうちに漢字とギミックの法則を理解できるようになるのか、
何が表示されるかわからないまま、ただ降ってくる黒いマークをタッチしているのか
彼らは何を思って見ているのか気になった。
 
 
 
03 Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる f:id:erdwtefyjrgktuhyjliuk:20190523002927j:plain

鏡が貼ってあり、一面波の世界だった。
映像なのに飲まれそうな迫力があり、多分、床が揺れていたら
命の危機を感じていたと思う。
 
他の作品は、「作品を見ている」という感覚だったが、
この作品だけは「作品のなかにいる」と感じた。
私はこの空間が一番好きだったが、一番空いているゾーンだったように思う。
唯一鑑賞者の行動の影響を受けない作品だったからではないか。
 
 
 
04 永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる f:id:erdwtefyjrgktuhyjliuk:20190523003828j:plain

花に触れ続けると早く成長し早く散る。
何もない岩に触れ続けると周りに花が咲く。
秋にはきのこが生えてくる。
 
会場の一番奥にあった。
(一番最後の作品にした理由はなぜか…)
 


teamLabは、ネットやTVでしか観たことがなかったので
やっと見ることができて嬉しかった。
日曜の昼間に行ったが予想以上に空いていた。
 
一番奥まで行き、Uターンして戻って来るという順路だった。
多くの展覧会は全ての作品を見たら出口がある。
入口と出口は同じでも、ぐるっと一周、重ならないルートを通ることが、
私の中では普通なので、珍しいと感じた。
 
 
先に見始めた人がいたから、この作品がどんな動きをするか理解できたが
もしその空間に自分一人だったら楽しめなかったと思う。
美術館で作品に「触れる」ということがイレギュラーなので、
まず触ろうと思わない。
 
また、私は「触れる」の意味がわかっていなかったため
「影」で触れて、反応しないと戸惑った。
 
04は触れている人が多く、花が満開だったため、触っても変化がわからず、
係員にどんな作品なのか聞くまで、他の鑑賞者が触れている理由がわからなかった。
 
teamLabの作品は鑑賞者がいないと成り立たないが、
多すぎてもわからないのだと考えた。